1/10にモバフ新宿アイランドで開催されたゆるゆるカフェ「WordPress & Foundation 勉強会&新年会」に参加してきました。
_s(Underscores)とFoundationを使ったテーマ開発がメインテーマだったのですが、実践的な導入事例を知ることができたので勉強になりました。
Foundationは触ったことがなかったのですが、今度構築するサイトで試しに使ってみたいと思います。
Sass + Foundation + WordPress
まずは、ゲスト講師の三柴誠一郎さんから、SassとFoundationに関するお話。「Sassって何?」という話から、Foundationの使いどころまで、ポイントを絞って紹介していたので、頭に入りやすかったと思います。
後半は、Foundationを使った_sのカスタマイズ法と、一歩進んだSassの機能でさらに効率化するコツを紹介。この辺は、やや駆け足だったこともあり、一度聞いただけで理解するのはちょっと難しかったのですが、実践的なTIPSが満載で参考になりました。
個人的に_sとFoundationのファイル群を、どうやって組み合わせるかが悩みポイントだったので、その辺りの事例が事細かにスライドにも書かれていたのは、非常に助かりました。
続いて、ゆるゆるカフェ主催の渡邉義一さんが、_sとFoundationを使ったテーマ制作の実例をデモ中心にご紹介。こちらは、お時間の関係で全ては解説できなかったようですが、事前にサンプルファイルを配布してくれていたので、実際のコードを追いながら実践的に学習することができました。
※渡邉さんのセッション内容と補足事項は以下のブログにまとめられています。
【ゆるゆるカフェ】WordPress & Foundation 勉強会&新年会・レポート(技術編) | CosmoStyle: Relax, Open, Simple
カスタマイズの手法は十人十色
面白かったのは、ほぼ同じテーマでセッションを行っているものの、講師のお2人が全く違ったアプローチで構築されていたので、その違いから色々と気付きを得ることができた点です。
Foundationの利用法にしても、三柴さんは公式サイトで推奨されているコマンドラインからのインストールを行い、渡邉さんはzipダウンロードして設置するだけという、初心者でも導入しやすい方法を採用しています。
また、Sassに関しても、三柴さんはFoundationのSassと、_sのSassを作業環境で結合していましたが、渡邉さんはFoundation本体には手を付けず、オリジナルのCSSのみをSassで生成する方法を紹介していました。
プロジェクトの特性やフェーズ等によって、どちらのやり方もメリット・デメリットがあると思いますが、色んな手法を知ることで「あ、こんなやり方もあるんだ」と発見できたのは大きな収穫でした。
まとめ&感想
SassとFoundationと_s、という3つのツールについて横断的に扱う今回の勉強会。対象範囲が広いだけに、Sassやフレームワークを使った経験がない人にとっては、セッションだけで全てを理解できる内容ではなかったかもしれません。
ですが、最後にワールド・カフェ形式ということで、グループごとにセッションの内容について考えをまとめて発表し合う場もあり、懇親会も含めて講師に質問する機会もあったので、その点を十分に補うことができたと思います。
「ゆるゆるカフェ」の由来についてはよく存じなかったのですが、そうやって共に学習し合える柔軟さこそが、この勉強会の特徴である『ゆるさ』の真髄なのかもしれません。この方式は学習効果も高そうなので、また機会があれば、ぜひ参加してみたいと思いました。
個人的には、FoundationもBootstrapと同じく、導入すること自体はそれほど難しくないことが分かったので、まずは次のプロジェクトで実際に手を動かしながら使ってみたいと思います。